C-17Aのデモフライトで 見せ場の一つが短距離滑走から 急激な角度をつけての離陸である。戦術輸送としても使う大型輸送機なので 戦場において短時間での離陸は、欠かせない条件である。しかし これだけの大型機が1000メートル以内で離陸できるのはすごい。
ダグラスと言う会社は、結構輸送機の製作に実績のある会社で C-47をはじめ2代目グローブマスターUもダグラス製であった。マグダーネル・ダグラスがC-17Aで 空軍のあれだけ厳しい要求もクリアーして この機体を成功させたのは、やはりダグラス社時代からの長年の実績と経験が活かされたからであろう。この輸送機のデモフライトは、ある意味では戦闘機以上に見ごたえがある、それゆえ 各地の航空祭ではデモフライトがリクエストされるが 2012年10月のオーサンエアショーでも ハワイから来た15th AGのC-17が 見事な演技を披露した。このページはその写真からスタートしましょう。
Wings
2014年 この部隊は、ハワイのヒッカム空軍基地でストライカー装甲車の輸送業務を行う訓練を行った。ストライカーは、元々緊急展開を想定して作られた車両であるから 今頃実証訓練とは遅いのではと感じたが 試作段階の搭載テストと実際の部隊輸送ではやはり異なるのだろう。テストは、第25歩兵師団の通常型ストライカー、救急医療型、105ミリ砲塔を付けたタイプなど4種類が実際にC-17Aに積み込まれてテストされている。
幅の狭い滑走路の上でも 180度の方向転換が簡単に行える。これもデモの際必ず披露する演技であるが、前輪が90度動くので25メートル幅の細い滑走路上でも回転できるようになっている。
日本のC-2より全長で10メートル長いが 最大ペイロードは77トン、C-2やA400Mなど新開発の中型輸送機の2倍以上の積載量を誇る。M-1A戦車(65トン)を1台積めることが条件だったため 推力の大きなエンジンを4基つけている。
2015年2月5日 嘉手納基地に着陸するC-17A /05-5152、R/W05 Rightで何度かアプローチを繰り返し着陸した。
2014年9月6日 2年ぶりで開催された横田基地航空祭。 常連として展示された15th AW/154th WGのC-17A/05-5150
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(2014)
2016年9月6日 横田基地航空祭。 常連として展示された154th WGのC-17A/05-5148